天平の甍、10年ぶりに平成の甍として蘇る!


唐招提寺金堂が、10年の歳月をかけた「平成の大修理」を経て、11月1日~3日に金堂落慶法要が行なわれました。
そして、一般公開も4日から始まりました。
2年前にたまたま金堂大修理のことを知ってから、ここには何度か足を運んでます。
唐招提寺は鑑真和上により、天平宝字3年(759年)に創建されました。
井上靖の「天平の甍」でも知られる金堂は過去4回の大修理が行なわれてきましたが、
天平時代に建てられてから、ずっとこの地に建っています。
それが、平成の大修理では金堂をすべて一旦解体してしまうという、文字通りの「大修理」だったんです。
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例によって、近鉄西ノ京駅から徒歩でやってきました。
この道中も落ち着いた雰囲気で、ほんとの古都を感じることができます。
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南大門前の雰囲気も素朴でいいですねえ。
どこかの観光客で大混雑している有名寺院に行くよりも、一度ここへ来ることをお勧めします。
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おおっ!金堂が奥のほうに見えてます。
こんなにワクワクしながら境内に入るなんて初めてじゃないかな。
と、その前に、2年前からの様子を振り返ってみることにします。
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これは2007年11月の様子です。
金堂の組み立てもほぼ終了し、金堂を覆っているあの建物の中から間近に見られるというニュースを見て、
なんとなく来てみたところです。
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階段を上ると、こんなところにたどり着きました。
僕が金堂を見たのはこのときが初めてでした。
金堂の解体が始まったのが2001年だったから、6年以上たって、やっと組み立てまで完了です。
最近の超高層ビルを建設するよりも時間がかかってるということですねえ。
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これはある意味、ものすごく貴重な写真になりました。
奈良時代に建てられた現存する唯一の金堂を全て解体するのはものすごいことなんだなと、
後になってから知りました。もちろん国宝ですからね。
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2008年6月の様子です。
すでに素屋根は解体されて金堂が姿を現してますが、修理はまだ完了してません。
この日は搬出されていた仏像が金堂に戻される直前に、仏像修理所で一般公開されていたので
それを見に行きました。
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まだまだ整備中といったところでしょうか。
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2008年10月の様子です。
だいぶ整地も進んでるようですが、まだ鉄柵に囲まれた状態でした。
この日は校倉(宝蔵)の特別公開をやっていたのを見にいきました。
この特別公開も6年ぶりのことで、その前となると30年前のことだったらしい。
次回はいつになるのかまったくわかりません。
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そして、今月12日に落慶法要を終えて一般公開された金堂を見に行きました。
さすがに休日は混雑するだろうと思い、仕事もひまなのでサクッと有休を取ってきたというわけです。
ここは朝8時半から境内に入れるので、一番乗りしようとしたけど結局到着したのは9時半でした。
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まだ人の姿もまばらです。
それにしても素晴らしい!のひと言につきます。
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屋根のカーブ具合といい、建物を支える8本の柱といい、全体のバランスが見事です!
うっとり見とれてしまうほどです。
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近くまで来るとその大きさに圧倒されてしまうほどでした。
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そして、この中に安置されている仏像を拝むときがやってきました。
中は撮影禁止なので写真はありませんが、これがまたすごかった。
真ん中には本尊の盧舎那仏坐像、左には千手観音立像、右には薬師如来立像が静かに佇んでいました。
もう言葉では言い表せないほどの光景でした。
この3体の仏像は5メートル近くもある巨像です。
そしてその脇には梵天・帝釈天立像、四天王立像も安置されており、これらの仏像もすべて国宝です。
これは絶対に一見の価値ありです!
なんというか、ここに立つとすべての煩悩や汚れきった心の中が全て洗い流されるような感じがしました。
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金堂の横から見た様子です。
参拝客はあそこから仏像を拝むようになってます。
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屋根の四隅にいる隅鬼も鳥除けのためでしょうか、ネットで覆われてしまってます。
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このアングルだと金堂の巨大さがよくわかります。
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反対側の様子です。
扉は閉まってました。
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金堂から南大門方向の眺めです。
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時間が経つにつれ、参拝客も多くなってきました。
しばらくは休日にはもっと混雑するかも。
ねらい目は朝一番でしょうね。
境内の様子もいろいろ撮ったので、それは次回記事で紹介します。
これまで記事にした唐招提寺の様子はこちらです。
(番外編)唐招提寺
唐招提寺[国宝]特別公開
唐招提寺の見どころ(前編)
唐招提寺の見どころ(後編)


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天平の甍、10年ぶりに平成の甍として蘇る! への6件のフィードバック

  1. 奈良人 のコメント:

    SECRET: 0
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    西の京は古都の風情がまだまだ残っていますよね。
    同じ奈良でも奈良公園周辺は都市化も進んでいますし、西の京と同じように、まだ牧歌的な雰囲気の残っている佐保や佐紀路も最寄駅の西大寺や新大宮がすっかり都市化してしまっていますから。本当に牧歌的な奈良を味わえるのは、奈良市内では西の京くらいかもしれませんね。

  2. ファジー のコメント:

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    有休までとって早速行ってこられましたか・・・niceです!

  3. TOSSY のコメント:

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    入ったことが無いのです
    写真を見てぜひ行って見たく思いました

  4. カオス のコメント:

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    西ノ京周辺はほんとにいいところですね。
    観光地化されてないし、ぶらっと歩くには最高でした。
    今度は真冬に訪れてみようと思ってます。

  5. カオス のコメント:

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    休日だとさすがに参拝客が多いと予想して、思い切って平日に行きました。
    やっぱりここを訪れるなら午前中がいいですね。
    金堂はほんとに素晴らしかったです。

  6. カオス のコメント:

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    ここはほんとにお勧めします。
    建物や仏像もすばらしいのはもちろんですが、境内の雰囲気が最高ですよ。
    東大寺周辺みたいに観光客が殺到することもないし、時間がゆっくりと流れています。
    ぜひ訪れてみてください。

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