桜宮橋と新桜宮橋

桜宮橋は大川に架けられた国道1号線の橋です。
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[桜宮橋] 1930年(昭和5)完成。 形式は3ヒンジアーチ。橋長は108m。
大阪市の第一次都市計画事業に基づいて建設されました。
最大支間は104mで、戦前では日本最大のアーチ橋でした。
鋼板が銀色なので「銀橋」と呼ばれています。
そして、この国道1号線の東野田交差点から東天満交差点までの0.7Kmの慢性的な渋滞を
解消するために4車線から6車線に拡幅し、新桜宮橋が隣(上流側)に架設されました。
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[新桜宮橋] 2006年(平成18)完成。 形式はローゼアーチ。 橋長は150m。
この橋の設計は安藤忠雄です。
旧桜宮橋とデザインを合わせるため、アーチの高さは同じにしています。
一般的なアーチ橋に比べて形状、各部材がスレンダーとなるため、ボルトなどによる連結を一切行なわない全断面現場溶接による施工となりました。この方法は国内初だそうです。
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このように新旧桜宮橋は隣り合っています。(右が新桜宮橋)
現在は旧桜宮橋の補修工事中で、車両は通行止めです。
工事が完了すると、それぞれの橋が3車線となり、国道1号線が6車線に拡幅されます。
それではまず、新桜宮橋から渡っていきます。
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歩道も拡幅されて広々です。最終的には8.25mもの幅になります。
それにしても、このアーチは地面に張り付くようなフォルムをしていてかっこいいですね。
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そばで見るとそれなりの高さはあります。
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おっ!近づくと、溶接箇所がわかります。
溶接作業はこの現場で行なわれたそうです。すごいなあ。
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隣の旧桜宮橋がよく見えるように、吊材も細くしているそうです。
確かによく見えますね。
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これなら上流からも2つの橋がよく見えそうです。
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斜張橋もいいですが、やっぱりアーチ橋がかっこいいですねえ...
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新桜宮橋も見事に銀色に輝いています。
新銀橋とでも呼ぶのでしょうか・・・
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渡り終えると橋名板がありました。
「新」はついてないようです。
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ここから眺める新銀橋は最高ですねえ。
これだけ低いアーチ橋は見たことがないです。まるでフェラーリかカウンタックみたい。
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で、1号線はここから梅新交差点まで続いてます。
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左側には造幣局があります。
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ん?新桜宮橋のほうがちょっとだけ高いか?
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やはりそうですね。
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アーチの長さもこれだけ違います。
そして旧桜宮橋の補修工事の特典として、普段は車道なところに仮歩道があります。
橋の真ん中を歩けるんです。
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その前に、左側に昭和5年当時からの階段塔を降りてみることにしました。
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煉瓦造のレトロな階段塔でした。
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左には「みゆき橋跡」を発見しました。
しかし、ネットで検索しても詳細はわからずじまいでした。謎ですね・・・
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階段塔の中は螺旋階段になってます。
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では旧桜宮橋の真ん中を堂々と歩いていくことにします。
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こっちのアーチは質実剛健って感じですね。
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アーチの真ん中はヒンジになっています。
これは地盤沈下で橋脚が沈んだり移動したりしても、アーチ部分に無理な力がかからないそうです。
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昭和初期にこんな工法で橋を造るなんてすごいです。
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リベットの数がものすごいです。
昔の鉄橋ってだいたいこんな感じですね。
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太陽に露出を合わすと、影絵のように浮かび上がってきます。
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こうして桜宮橋のど真ん中をゆうゆうと歩けるのもあと少しの間です。
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カーブミラー越しのアングルは、つい撮りたくなります。
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どうやら今年いっぱいで工事が完了するようです。
来年からはいよいよ6車線になるのかな?
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桜宮橋にはちゃんと昭和五年九月竣工の文字板がありました。
ん?竣工じゃなく竣功となってますね。

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桜宮橋と新桜宮橋 への4件のフィードバック

  1. TOSSY のコメント:

    SECRET: 0
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    こんばんは
    旧桜ノ宮橋 いま 真ん中を歩けるのですか
    これはぜひ行ってみなくては
    昨年の春に行ったときは 工事をしていて 歩道から何にも見えませんでした
    階段室は写してきました
    泉布館(こんな字でしたか?)から 二つの橋が見えますね

  2. カオス のコメント:

    SECRET: 0
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    そうなんですよ。
    下から2枚目の写真にもあるように今年いっぱいで工事が完了するみたいなので、まだしばらくは真ん中を歩けると思います。
    でも、仮歩道だからいつ移動するかわからないので早いうちに行くのがいいかと思います。
    泉布館→×
    泉布観→○ でした。
    フェンスに囲まれていたので上の方しか見えなかったです。

  3. Boze のコメント:

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    みゆき橋というのは大川に架かっていた橋ではなくて造幣寮開設当時貨幣の材料となる地金を船で構内の地金溶解工場横の船着場に運び込むための掘割に架かっていた吊橋です。
    明治31年に明治天皇3度目の来場直前に改修して天皇が最初に渡ったことによりみゆき橋と命名したものです。
    尚同様に別の掘割に架けられた眼鏡橋は桜の通り抜けの通路に欄干だけが残っています。
    造幣局博物館入口には当時の工場配置を俯瞰できる模型が設置されています。みゆき橋や眼鏡橋の位置も再現されています。

  4. カオス のコメント:

    SECRET: 0
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    コメントありがとうございます。
    みゆき橋についてよくわかりました。いろいろお詳しいんですね。
    造幣局博物館にはまだ行ったことがないので一度訪れてみたいと思います。

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